1967年に栽培が始まった当時、お米農家が多かったという銚子などの地域。稲わらを活用した独自の背景を持つこの場所で、マッシュルームは育てられています。
きのこ類の中でも特にデリケートだというマッシュルーム。実際の収穫現場では、ベテランの生産者たちがスピード感と丁寧さを両立させながら作業を行っていました。一粒とっては、ハサミで根本を丁寧に切り取っていきます。実を傷つけないよう、すべて手作業です。
栽培室へ入ると、適度な湿度と、藁を発酵させて培地を作る現場特有の匂い、そして発酵の熱気が感じられました。棚には、ふかふかの培地がびっしりと敷き詰められています。
風味豊かに育てるための基礎となるのが、この「良い培地」づくりです。藁を発酵させる際の管理は難しく、上手な人でも5年以上は修行が必要になるそうです。同時に、定期的に本場オランダの展示会にも足を運び、最新技術や機械を取り入れていると教えてくれました。原料選びから温度管理まで徹底し、培地作りから出荷まで自社で一貫して行っています。
長年培ってきた技術と、常に学び続ける最新の知識。それらを掛け合わせながら、現在もより良い栽培方法を追求し続けています。
マッシュルームを通じて食卓を豊かに、日常の食事で少しでも笑顔になっていただけるように。今日も心を込めて栽培に向き合っています。
